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EMD FL9は1956年から1960年にかけてGM-EMDで生産されたディーゼル・電気併用の機関車で大いに成功したFシリーズ系列で最後に製造されたタイプである。下記のような特殊用途のため、他のFシリーズには見られない特徴がある。 == 概要 == FL9はF9のAユニットをベースにニューヨーク・ニューヘイブン・アンド・ハートフォード鉄道向けに製作されたFシリーズである。ニューヨーク・ニューヘイブン・アンド・ハートフォード鉄道はコネチカット州、ニューヨーク州、ロードアイランド州、マサチューセッツ州に展開していたが、そのうちボストンとニューヨークとを結ぶ路線が重要であった。しかし、マンハッタン島はディーゼル機関車が乗り入れられないため、電化区間のマンハッタン島と非電化区間との間を機関車の付け替えなしで列車を直通させるため、ディーゼル・電気併用の機関車となり、他のFシリーズには見られない下記のような特徴的な機関車となった。 : * 軸配置 ::通常、Fシリーズの軸配置はB-B(2軸×2)であるが、FL9はディーゼルエンジンと電気モーターの両方を搭載した結果、重量もかなり重くなったことから車軸への負担を軽減するため、後部の台車はEシリーズのような動軸の間に遊輪を挟んだ3軸を採用し、軸配置はB-A1Aとなった。 ::その結果、Eシリーズ(軸配置はA1A-A1A)とFシリーズを組み合わせたような独特な下回りとなる。 : * 第三軌条からの集電で走行可能 ::マンハッタン島内の電化区間では電圧600Vの第三軌条からの集電で走行する事ができる。 ::FL9では第三軌条からの集電に必要な集電靴は後ろ側の3軸台車に設置されている。 ::通常銀座線などの第3軌条集電の電車は台車の片方のみ集電靴を設置しているがFL9は背中合わせでの重連運転を考慮し、台車の両側に集電靴を設置しているのも特徴。 : * Fシリーズ最長の長さ ::ディーゼル・電気併用の機関車のため、ディーゼルエンジンと電気モーターの両方を搭載したことから、全長は通常のFシリーズより1.2m長い16.5mの長さのボディ持つFP7およびFP9よりさらに長く、18mとFシリーズ最長の長さとなっている。 ディーゼルエンジンは他のFシリーズと同様にEMD 567系エンジンであるが、初期車30両と後期車30両で形式が異なっている。最初の30両はF9と同様に567Cが使用され1,750馬力であったが、後半の30両は567D1が使われ1,800馬力となり、Fシリーズ中最高馬力となった。 FL9はAユニットのみ60両製造され、上記のような特殊装備のためニューヨーク・ニューヘイブン・アンド・ハートフォード鉄道のみに納車された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「EMD FL9形ディーゼル機関車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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